みなさん初めまして。大手予備校で物理を教えている「フィズ丸」です!
物理の参考書で人気の参考書
- 大学入試 漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本
- 宇宙一わかりやすい高校物理
がありますよね!この2冊のどちらかを持っている受験生は本当に多いです。
その理由としては、どちらの本も初学者が読んでもわかるように上手にかみ砕いて教えてくれるからです!このかみ砕き方は教える側としてもとても参考になります!
だからこそ、どっちを買ったらいいのか迷いますよね!
まさに「漆原派」か「宇宙一派」のどっちかの二択に迫られるわけですね(笑)
なので今回はこの2冊を徹底分析して、徹底比較していこうと思います!(^^)!
ちなみに予備校で物理を教えていて、受験目線であれば私は『大学入試 漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわか』がおすすめです!
その理由も含めて説明していきますね!
- 大学入試 漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本
- 宇宙一わかりやすい高校物理
- 2冊のうちどっちがおすすめかわかる
- 2冊がどのレベルまで対応しているかわかる
どちらもAmazonで売っていますので、是非見てみてください!
ちなみに、表紙はどちらも新しいバージョンが売っているのですが、どちらも100円程度値上げされています。
ですので、古いバージョンの表紙の方を下に入れておきますね!
Contents
物理の参考書「漆原の面白いほど」と「宇宙一」はどっちがおすすめ?徹底比較!
それでは一つずつ見ていきましょう!
大学入試 漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本を徹底分析
まず『大学入試 漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本』を徹底分析していきます!
この本は現段階でシリーズ累計50万部の売り上げをあげている、受験分野の本ではかなりのビックセラー本です。50万部・・・本当にすごすぎる(笑)
この本は上の写真のように、3冊で物理全分野を網羅できており、
- 力学・熱力学編
- 電磁気学編
- 波動・原子編
の構成になっています。
ではこの本の良い点と悪い点をそれぞれ見ていきましょう!
- 先生と生徒の会話形式で、先生が説明と質問をし、生徒が答えるという形で進めている。
- 会話形式なので、どんどん読み進められる。
- 『公式の証明』『言葉の定義』『物理現象』の理解ができるようになっている。
- 少し高度な公式の証明もしっかり記載してある。
- 波動や電磁気などのイメージしづらい分野のイメージ方法がわかる。
- 簡単な例題で公式の使い方がわかる。
- 例題のレベルが入試基礎レベルまで対応している。
- 物理基礎と物理の分野をわけてくれている。
- 3冊に分けてあるので持ち運びしやすい。
- 漆原の物理明解解法の問題集と合わせると効果を発揮しやすい。
- 3冊分購入すると割と金額が高くなる。
- 表紙がちょっと恥ずかしい(笑)。
- 問題集を別に買う必要がある。(参考書なので当たり前だけど・・・)
- かなりかみ砕かれた文章なので、入試問題を解いたときにギャップがある。
正直言って物理の内容の悪い点はかなり少ないですね!
後はこの本の表紙の恥ずかしさに負けずに本屋さんのレジに持っていければ大丈夫だと思います(笑)
私も高校生や浪人時代にこの本が出版されていればとても助かっていたんだろうなって思いますし、今の物理受講者がかなりうらやましいですね!
宇宙一わかりやすい高校物理を徹底分析
続いて『宇宙一わかりやすい高校物理』を徹底分析していきます!
この本は写真でもわかるように
- 力学・波動編
- 電磁気・熱・原子編
の2冊の構成になっています。ポップな表紙がかわいくてかたいイメージの物理がやわらかくなって見えますよね!
ではこの本の良い点と悪い点を見ていきましょう!
- 参考書と問題集が一緒になっている。
- 基本的に見開きで内容が完結している。
- 説明のためのイラストがたくさんあり、わかりやすい。
- 毎講抑えるべきポイントが示されているのでわかりやすい。
- 問題のレベルが入試の基礎くらいまでは対応している。
- 各分野でイメージしやすいように図に工夫がある。
- 定期テストくらいのレベルならこの本だけでも乗り切れる。
- この本の問題集だけでは大学入試には対応できない。
- 文章が多く、少し硬い表現がされている。
- 公式の証明が載っていない。
- 一冊が分厚いので持ち運びがしづらい。
『大学入試 漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本』に比べると『ちゃんと書いている』感が強いので、より入試向きの参考書ではありますが、公式の証明があまり載っていないのは、私としては残念な気がします。
ただ、学校の定期試験をクリアするためであればかなり簡潔にまとまっているのでいい参考書です!
ちなみに最近表紙のイラストが変わって販売されているので、この表紙じゃないかもしれませんが、タイトルや中身は変わっていないので安心してください!(^^)!
「漆原の面白いほど」がおすすめな人と「宇宙一」がおすすめな人
では『漆原の面白いほど』と『宇宙一』のどっちがおすすめなのかというと、これに関してはひとそれぞれによるとしか言えないのですが、
- 公式の証明までしっかりと理解したい人
- かみ砕かれた文章で説明してほしい人(硬い文章が苦手な人)
- 大学受験まで使いたい人
- 硬い文章に慣れている人
- 定期テスト対策をしたい人
- 問題集としても使いたい人
とわけることができます。
やはり大学入試のことも考えると公式の証明は必須事項なので、その点では『漆原の面白いほど』がおすすめなのかなと思います!
まとめ
これで『物理の参考書「漆原の面白いほど」と「宇宙一」はどっちがおすすめ?徹底比較!』の記事を終わりにします。
どちらもわかりやすい参考書で良い点悪い点がありますので、是非本屋さんでどっちも見てみて、自分の肌に合う方を選んでみてください!
ちなみに、この記事を読んでもらっている人は共通テスト対策も気になる人が多いと思いますので、是非この記事も読んでみてください!