こんにちは!
私は大手予備校で物理を教えていますが、毎年共通テストでおすすめの対策問題集を聞いてくる生徒は後を絶ちません。
それを理解するためにはまず、共通テストで点を取るために必要な力を理解する必要があるので、それをはじめに説明しますね!
また、共通テストは使う問題集や、その問題集の使い方によって大きくかなり結果がことなってきます。
なので、おすすめの対策問題集を紹介したあとに、その問題集の使い方もしっかりと説明していきますね!
- これから共通テストの対策を始めたい人
- 共通テストの対策方法が知りたい人
- 共通テスト対策で使うべき問題集
- 共通テスト対策の問題集の使い方
Contents
共通テストの物理のおすすめの対策問題集は?使い方なども徹底解説!
でははじめに共通テストで点を取るためにどのような力が必要なのかを説明していきましょう!
共通テストで点を取るために必要な力
まず、共通テストで点が取れない人がどんな人かを理解してもらいます!
ちょっとドキッとしちゃうかもしれませんが、共通テストで点が取れない人は
- ただただ公式を暗記している人。
- 二次対策を全くしていない人。
- 教科書を読んでも理解できない人。
- 共通テスト対策の問題集ばかりやっている人。
の共通項があります。
ただ、これは物理を受験科目とする人で物理が苦手な人すべてに当てはまる可能性がありますが、逆に言うと、この共通項を一つずつクリアしていけば点数が取れてくるんです。
では、この共通項をクリアするためにはどうすればいいか説明しますね!
ただただ公式を暗記しない
物理が苦手な人に本当にありがちなことです。
これをクリアするためには、公式の証明を理解する必要があります。
いきなり難易度が高いと思われますが、
「公式の証明が理解できる」=「共通テストの問題文が理解できる」
と思ってください。
共通テストは公式をただただ覚えて代入する練習ばかりする人は点数が取れない問題設定になってます。
なので、教科書等を見て、公式はどのように導くのか、公式に使われている文字の定義はなんなのかをしっかりと理解しましょう。
二次対策をやろう!
次は二次対策をするということです。
残念ながら、これは二次試験で物理を使わずに、共通テストしか物理は使わないという人にも当てはまります。
なぜならセンター試験から共通テストになって、二次試験対策がしっかりとされている生徒なら点数が取れるような問題が増えたからです。
そして、二次試験の対策はいつまでやり続ければよいかというと、これは3年生の12月末まではやり続けてください。
1冊の入試標準レベルの問題集でいいです。
これを何度も繰り返して2次力をつける。
これは必須になってきます。
教科書をしっかりと読んで理解しよう!
次に教科書を理解することです。
公式の証明の部分でも話はしましたが、共通テストでは公式をただただ覚えて代入する練習ばかりしてきた人には点数はくれません。。。
しっかりと
①問題文が読めて
②そこから物理現象を理解でき
③問題が解ける人に点数をくれます!
その①と②の力をつけてくれるのが教科書を読んで理解することです!
なのでしっかりと教科書を読んでいきましょう!
読んでみてわかりますが、教科書ってかなり難しいです!
はじめは心折れそうになるかもしれませんが、頑張って読破してください!
共通テスト対策の問題集は最後でよい!
次は共通テスト対策問題集に関してです。
ここで言っている共通テスト対策問題集とは、マーク形式の問題集とします。
これは上の「2次対策をやろう!」でも話しましたが、共通テストで勝ち抜くためには2次力が必須になります。
そして共通テスト対策問題集ばかりやる人は二次力はつきません。
つまり共通テストで点が取れない人になっちゃいます。。。
これ本当に勘違いしている人めっちゃ多いんで気を付けてくださいね!
なので、しっかりと2次試験用の入試標準レベルの問題集を1冊やって、そして共通テスト対策問題集もやっていきましょう!
おすすめの対策問題集
ではここでこの記事本題のおすすめの対策問題集を説明していきますね!
上でも説明したように、共通テストの物理を攻略するためには、2次力もつける必要があります。
なので、2次力をつける問題集と共通テスト用の問題集の2つにわけて紹介していきますね!
2次力をつけるおすすめ問題集
(Ⅰ)漆原の物理(物理基礎・物理)明快解法講座
この問題集は入試基本レベルの典型問題をかなりわかりやすく解説してくれているので、この問題集を1冊何度も解いて身につければ基本的な2次力もしっかりとつくので、お勧めです。
また、漆原先生は代ゼミの有名物理講師で他にも
大学入試 漆原晃の物理基礎・物理[力学・熱力学編]が面白いほどわかる本
大学入試 漆原晃の物理基礎・物理[電磁気学編]が面白いほどわかる本
大学入試 漆原晃の物理基礎・物理[波動・原子編]が面白いほどわかる本
などもあります。
物理が本当に苦手な人は一読する価値があるので、是非手に取ってみてください。
(Ⅱ)良問の風
もはや物理を受験科目にしているならだれでも知っていると言っていいほど知られている河合出版の良問の風です。
この問題集は入試標準レベルの典型問題が厳選されているので、1冊やりこむとかなりの2次力をつけることができます。
物理を共通テストだけ使う人にとっては少しハードかもしれませんが、是非このレベルまでやっておいてほしいです。
共通テスト用の問題集
では続いて共通テスト対策問題集についてです。
これはいわゆるマーク形式の問題集になります。
このマーク形式の問題集は2次力がしっかりとついていれば後はテスト形式の問題集でいいと思ってください。
よく分野別でマーク式になった問題集があったりしますが、基本的にはやらなくていいと思います。
そして、テスト形式の問題集を採用するには他にもいみがあります。
それは、
共通テストの問題形式に慣れておくだけでも点数が10点以上点数が上がる人が多数いる
からです。
なので、私は共通テストのテスト形式の演習を最低10回以上やった方がいいと伝えています。
これをちゃんとやった生徒は本当に10点以上上がる生徒が毎年後を絶ちません!
では紹介していきますね。
(Ⅰ)2023 共通テスト総合問題集(河合SERIES)
1冊目が河合出版の共通テスト総合問題集です。
この問題集は河合塾が前年度までに扱った模試を載せています。
レベル感としては、易しい問題もありますが、共通テストとほぼ同じくらいと思ってください。
この問題集だけでテスト形式の回数が4回はできますので、を最後の仕上げの1冊にお勧めです。
(Ⅱ)駿台2023大学入試共通テスト実戦問題集
2冊目が駿台が出している共通テストのテスト形式の問題集です。
この問題集も河合出版と同様に前年度までの模試を喝采しています。
レベル感としては、近似やかなり難易度の高い問題もあるため、部分的には共通テストよりもかなり難しいです。
この問題集でもテスト形式で4回はできます。
(Ⅲ)模試の過去問
3つ目が模試の過去問です。
模試の過去問といっても、皆さんが一年間で受けた模試のことになります。
その年に受けた模試の内容が共通テストにでるというのはアルアルですので、しっかりと復習しておきましょう。
(Ⅳ)共通テストの過去問
最後が共通テストの過去問です。
市販の対策問題集や模試はもちろんですが、共通テストの作題者が作っているわけではありません。
ですので、多少なりとも傾向や作題意図が異なってきます。
なので、共通テストの過去問は必ず全部やりましょう。
ただし、センター試験の過去問は全部やる必要はありません。
問題集の使い方
問題集の扱いですが、皆さんは
- 2次力をつける問題集1冊 ⇒ 3年生の12月までしっかりとやる。
- 共通テストのテスト形式の問題集1冊 ⇒ 3年生の9月くらいから月1回くらいのペースでやる。
- 共通テスト模試の過去問 ⇒ 3年生の10月くらいから月1くらいのペースでやる。
- 共通テストの過去問 ⇒ 3年生の12月くらいからがっつり始める。
をしっかりとやりましょう!
多いように思えますが、一番多いのは2次力をつける問題集で残りはそこまで多くないのでしっかりと頑張りましょう!!
まとめ
これが共通テスト物理でおすすめの対策問題集の記事はおわりになります。
共通テストでおすすめの対策問題集をいろいろと紹介するよりもある程度絞ったほうが生徒としてもわかりやすいと思って、思いっきり絞って紹介してみました!
皆さんはこれから共通テストに向けて頑張っていくと思いますが、受験は山あり谷ありです。
しっかりと前を向いて勉強してどんどん物理で点数をとれるようになっていってくださいね!!