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医学部受験は物理と生物どっちがいいの?徹底解説!

医学部受験は物理と生物どっちがいいの?徹底解説!
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どうも!医系専門予備校で物理を教えているフィズ丸です!

今回は医学部受験の理科科目で物理選択と生物選択のどちらが有利になるかを記事にしてみました。

医学部の場合、入ったときのことを考えるとやはり生物がいいと思ってしまいがちですよね?

でも医学部受験のことを考えると、実際は物理選択者が多いんです!

そして、この記事を書いている私が物理を教えているので、どうせおすすめは物理なんでしょ????

って思っているかもしれませんが、ちゃんと同じ医系専門予備校の生物の先生にもヒアリングしておきましたので、その意見も含めながらあくまでも中立な立場として説明していきますね!

まぁ結果物理の方が有利だと思っていますが。。。(笑)

この記事をおすすめする人
  • 医学部受験で理科は物理と生物どちらが有利かわからない人
  • 点数を取りやすいのは物理と生物どちらか知りたい人

そして、医学部と言っても国立大学の医学部なのか、私立大学の医学部なのかで正直だいぶ状況は変わっていきます!

なのでその点についても説明していきますが、先に結論から伝えておくと、

国立大学と私立大学の医学部
  • 国立大学の医学部だと現状では物理がかなり有利
  • 私立大学の医学部だとどちらでもあまりかわらない場合が多い

となっています。

なぜそうなっているかも説明していきますので、しっかりと読んで自分にどっちが合っているかを選択してください!

 

医学部受験は物理と生物どっちがいいの?徹底解説!

医学部受験は物理と生物どっちがいいの?徹底解説!

ではまず初めに

  • 生物のメリットとデメリット
  • 物理のメリットとデメリット

を見ていきましょう!!

 

生物選択のメリットとデメリット

メリット
  • ある一定のラインの点数は取れるようになる。
  • 化学とかぶっている分野がある。
  • 大学入学後、物理選択者よりも有利。
  • 習ってすぐ点数を取れるのでモチベーションが保ちやすい。
デメリット
  • 高得点を取るのが難しい。
  • 共通テストの生物は難化している。
  • 共通テストが最大の難所。
  • 国立医学部の問題は実験などの考察を論述する問題が多く、なかなか点数が取りづらい。
  • マニアックな問題が出題されたら太刀打ちできないことが多い。

 

物理選択のメリットとデメリット

メリット
  • 高得点を狙える。
  • 他学部と同じ入試問題の場合、大学によっては問題がかなり簡単。
  • 共通テストが生物に比べてかなり易しい(今のところ)。
  • 問題の流れが同じになることが多い。
  • 大学によっては物理でないと受験できない大学がある。
デメリット
  • 大学に入ったときに生物の授業が大変。
  • 毎日コツコツ勉強していかないとなかなか点数がとれるようにならない。
  • 大学によっては満点勝負に近くなるところが多い。
  • 物理現象をちゃんと理解する必要がある。

 

国立医学部の場合と私立医学部の場合

医学部受験は物理と生物どっちがいいの?徹底解説!

上の生物選択と物理選択のメリットとデメリットから

  • 国立医学部の場合
  • 私立医学部の場合

の2つについて物理と生物の選択でどちらがいいのかを見ていきますね!

 

国立医学部の場合

国立大学の場合、まず共通テストを必ず受ける必要があるので、現状だと共通テストの生物がかなり難易度が高いので、その時点でおすすめはしないです。

ちなみに、

共通テストの平均点は

2023年度 生物:39.74点(48.56点)  物理:63.39点
2022年度 生物:48.81点   物理:60.72点
2021年度 生物:72.64点   物理:62.36点

となっており、生物の平均点はここ2年はかなり低いです。ちなみに( )内の点数は得点調整後の点数です。

それに対して物理の平均点は60点強で安定していますので、国立医学部志望の場合は物理の方がかなり有利になりますね!

また、生物は

  • 二次試験で実験などの考察を論述する問題が多い。
  • なかなか高得点が取りづらい。
  • マニアックになると手も足も出ない。

という性格もあります。

物理は

  • 単科の国立医科大学や東大京大などの難関大学はかなり難しい。
  • 地方国公立の問題はかなり易しい場合が多い。

という性格があります。

そして、何より

北海道大学、群馬大学、金沢大学、名古屋市立大学、愛媛大学、九州大学、佐賀大学の7つの大学が理科は物理必須

となっています。

こういう点でも国立医学部の場合は物理が有利ですね。

 

私立医学部の場合

私立医学部の場合は大学によって傾向がさまざまになるため、物理も生物も癖がある大学もたくさんあります。

なのでその癖に合わせられるかどうかというのがポイントになため、

私立医学部の場合は大学によっては生物でも物理でもあまり変わりません。

ただ、やはり生物の場合はマニアックな問題が出される可能性があるため、その場合はなかなか太刀打ちできないようです。

また、物理の場合は大学によって、かなりマニアックな問題が出題される可能性がありますが、どこの大学かなどはかなり絞られるのでその大学を選ばなければ十分戦えます。

 

まとめ

医学部受験は物理と生物どっちがいいの?徹底解説!

以上で『医学部受験は物理と生物どっちがいいの?徹底解説!』の記事を終わりにします。

医学部受験というのは、苦手科目があってはなかなか合格を勝ち取れないので、自分にどっちがあっているのかをしっかりと見極めてください!

また、私は物理の記事を書いていますので、もし物理を選択するのであれば是非読んでみて下さい!

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